「eBayで輸出したら消費税が戻ってくるってホント?」
「どうして消費税が還付されるのかよくわからない」
「消費税還付の手順を教えて」
こんにちは、モトキです。
eBay輸出ビジネスを始めたら、消費税還付をした方が得だと聞いたことはありませんか?
とは言っても、還付金の受け取り方や、そもそもなぜ還付されるのか仕組み自体が理解できていない方は多いと思います。
そこでこの記事では、初めての方でも消費税還付金を受け取れる方法を、eBayビジネス歴6年のモトキがわかりやすく紹介します。
- eBay輸出での消費税還付の仕組み
- 個人が消費税還付を受けるための手順
- 還付を受けるための条件
消費税還付を受けるポイントについても詳しく解説していくので、ぜひ最後までお読みください!
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eBay輸出せどりの消費税還付の仕組みとは!
突然ですが、海外旅行でブランド品とかを購入したことはありますか?
帰りの空港でTAXリターンを受けたことがある方は、還付金をイメージしやすいかもしれません。
旅行先の国で購入した商品を日本に持ち帰る際、購入時に支払った消費税を戻してくれますよね。
それと同じで「消費税還付」とは、海外へ輸出する商品に消費税は課されない制度のことです。僕たちは国内で商品を仕入れて輸出する場合、仕入れをする際には消費税を支払っています。
しかし、輸出先である海外からは、日本の消費税を徴収できません。還付を受けるためには申請が必要ではあるものの、手続きさえ行えば、仕入れの消費税が返還される仕組みになっています。
当たり前のようですが、消費税は消費するという行為に課される税金であるため、事業者が負担するものではありません。事業者は、購入した消費者から預かった消費税を納めているだけなのです。
eBay輸出せどりで消費税還付を受ける4STEP【個人で行う場合】
消費税還付を受けるために一番かんたんな方法は、税理士さんに丸投げすることです。
消費税を還付してもらうためには、手間のかかる手続きが発生します。また、消費税還付を受け取るようになると税務署からマークされることもあります。
モトキのおすすめは、税理士さんと顧問契約することです。なかでも、輸出業に明るく実務経験が豊富な税理士さんに依頼すると良いでしょう。
ただし、税理士さんにお任せするにしても、eBay輸出せどりで消費税還付を受ける流れを大まかに理解しておく必要があります。
ここでは、わかりやすく4ステップでご紹介します。
- 消費税課税事業者の届出をする
- eBay輸出取引の帳簿をつける
- 輸出許可書を保管しておく
- 消費税還付申請書類を提出する
消費税が還付されれば利益も大きく違ってくるので、ぜひチェックしてみてください。
1. 消費税課税事業者の届出をする
まずは、消費税課税事業者の届出をします。
課税事業者でなければ、消費税還付の申請はできないからです。
必要な届出は、消費税課税事業者選択届出です。
消費税課税事業者選択届出手続は、消費税の免税事業者があえて課税事業者になるために提出する書類です。本来は、消費税が還付されないところを、課税事業者になることで受けられるようになります。売り上げが1,000万円未満の場合、提出が必要です。
これからeBay輸出に本格的に取り組もうという方は、売上が1,000万円未満の方が多い思うので、手続きを忘れずに行ってください。それぞれの必要書類や手続きの方法は、国税庁のホームページを参考にしましょう。
2. eBay輸出取引の帳簿をつける
消費税還付金を申請するためには、eBay輸出取引の帳簿が必要です。取引ごとにまめに帳簿をつけて、申請の準備をしておきましょう。帳簿には、次の内容を記録しておきます。
- 日時
- 金額
- 取引の相手
- 取引の内容
取引した領収書やレシートも、とっておきましょう。
3. 輸出許可書を保管しておく
輸出許可書は、忘れずに保管しておきます。輸出許可書はFedExやDHLなどの輸送会社に申請すればもらうことができます。日本郵便で発送している場合は発送のラベルの控えを保管しておきましょう。
品名・数量・価格などを記載した帳簿を備え付け、書類か電子データでの保存が義務づけられています。消費税還付の申請時に必要になるので、紛失しないようにしましょう。
4. 消費税還付申請書類を提出する
消費税還付に必要な申請書類を提出します。個人の場合、課税期間は1月1日から12月31日まで。申請は、課税期間の翌年3月末までが期限です。
所轄の税務署長へ書類を提出して
手続きします。
申請書類はステップ1~3で紹介したものの他、詳しくは後述しますね。
eBay輸出せどりの消費税還付金の計算方法
ここでは、eBay輸出せどりの消費税還付金の計算方法を解説します。計算式は、次のとおりです。
- (税抜仕入れ価格)×10%=消費税還付金
例えば、仕入れ総額が10,000円の商品だと税抜仕入れ価格は9,091円となり、その10%の909円が還付金額になります。
還付の対象は輸出事業に関わる諸経費も含まれます。
例えば、梱包用の備品、輸出事業の外注費なども経費になるので、忘れずに計上してください。
eBay輸出せどりで消費税還付を受ける3つの条件
ここでは、eBay輸出せどりで消費税還付を受けるために必要な3つの条件について解説します。
- 消費税課税事業者である
- 原則課税方式を選択している
- 消費税還付申請書類を提出している
消費税還付の申請は基本的に年に1度なので、この3つはしっかりチェックしておいてください。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 消費税課税事業者である
eBay輸出で消費税の還付を受けるための条件の1つ目は、消費税課税事業者であること。消費税課税事業者とは、消費税を納付する義務がある法人や個人事業主のことです。
前述のように「消費税課税事業者選択届出手続」を行い、課税事業者になってください。
ただし、消費税課税事業者選択届出手続は、提出後2年間は免税事業者に戻れません。
消費税課税事業者届出書の記入内容は、次のような項目です。
- 納税地
- 住所
- 名称(屋号)
- 氏名
- 適用開始課税期間・基準期間
- 総売上高・課税売上高
- 生年月日(個人の場合)
- 事業内容
今年から見たときの基準期間は、昨年の1月1日~12月31日になります。
2. 原則課税方式を選択している
eBay輸出で消費税還付を受けるための条件の2つ目は、原則課税方式を選択していること。消費税の計算方法は、次の2種類あります。
- 原則課税方式
- 簡易課税方式
原則課税方式は「売上に含まれる消費税額」から「仕入・経費に含まれる消費税額」を引いた金額を、消費税として支払う方法です。
原則課税方式を選択しなければ、消費税の還付は受けられません。
3. 消費税還付申請書類を提出している
条件の3つ目は、所轄の税務署長に消費税還付申請書類を提出していることです。
申請に必要な書類を確認しておきましょう。
- 課税期間に対応する確定申告書
- 仕入れ控除税額についての明細書
- 課税売上割合・控除対象仕入税額などの計算書
他には前述のように、仕入れの納品書・領収書などの帳簿類や、国外に商品を輸出した証明として「輸出許可書」が必要です。
eBayせどりで消費税還付を受ける3つのポイント
eBayせどりで消費税還付を受けるポイントは、次の3つです。
- 売上50万円超のタイミングで申請
- 特例申請で3カ月に1回消費税が還付
- 書類はしっかり管理
ひとつずつ見ていきましょう。
1. 売上50万円超のタイミングで申請
eBay輸出を始めた方は「いつから消費税を還付させた方がいいか?」と悩みますよね?
モトキのおすすめは、売上が50万円(仕入25万円)を超えたタイミングで消費税還付を受ける手続きをすることです。
- 25万円 x 10% = 2万5,000円
仕入れが25万円の場合、消費税還付金は約2万5000円です。
2万5000円あれば、税理士さんと顧問契約を結んでも十分ペイできますよ。
2. 特例申請で3カ月に1回消費税が還付
消費税還付は、基本的には1年に1回です。しかし、特例を申請すると3ヶ月に1回、または毎月に短縮できます。
キャッシュフローにも余裕ができるので、こちらもおすすめです。
年1回、3ヶ月ごと、毎月の3つのパターンあります。
輸出が主な事業であれば、消費税は常に還付申告できます。消費税の還付金は、運転資金としても重要だからです。還付金が戻るまでの仕入れにかかる消費税の代理負担を軽くするため、特例が設けられています。
ただし、税理士さんによっては3ヶ月に1回の申告時に別途費用がかかる場合もあります。事前に確認しておくと良いでしょう。
また、特例を申請した場合、2年間は変更できないので合わせて覚えておいてください。
3. 書類はしっかり保管
書類は、しっかり保管しておきましょう。いざ還付を受けたいと思っても、領収書や納品書、発送ラベルの控えなどを残しておかないと、過去をさかのぼって申告できません。
モトキは、領収書をきちんと管理してなくて、個人事業主時代の最初の1年分は消費税の申告をしていませんでした。
今思えば、数10万円くらいは損していると思います。
eBayをスタートして間もない方も、はじめから領収書は管理しておくようにしましょう。
eBay輸出せどりで消費税還付を受けるなら税理士がおすすめ!
さて、長くなったのでまとめます。消費税の還付とは、仕入れと諸経費の10%が返還される制度。
eBay輸出せどりで消費税還付を受けるなら、税理士さんにおまかせするのがおすすめです!手続きには、税務についての専門知識が必要になるため、専門家に任せてしまった方が仕事が楽に進みます。
ややこしく複雑な手続きで労力を使うよりも、税理士さんに依頼した方がeBay輸出せどりに集中できます。
結果的に、ビジネスとして成功する可能性が高くなるでしょう。
消費税還付の申請をするタイミングとしては、売上が50万を超えたときが目安です。領収書やレシートなども、今から保管しておきましょう。
消費税還付の仕組みや条件を理解して、ぜひ今後の還付金を受け取る時の参考にしてみてください!
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