EMSと国際小包の違いが簡単にわかる３つのポイントを解説

「海外配送する際の方法を知りたい」
「EMSと国際小包の違いを知りたい」
「自分に合う配送方法を選択したい」

などの悩みにお答えします。

荷物を海外に配送する場合「EMS」「国際小包」の2種類があります。配送方法によって特徴や料金などが異なるため、違いを把握して自分に合う方法を選ぶことが重要です。

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EMSと国際小包の違い

まずEMSと国際小包の違いを見ていきましょう。それぞれの特徴や料金を把握すれば、自分に合う方法を選択しやすくなります。

1. EMS（国際スピード郵便）
2. 国際小包
3. それぞれの料金

それぞれ参考にしてみてください。

1.EMS（国際スピード郵便）

EMSは日本から海外に荷物を送れる国際郵便で、120カ国以上の国・地域に対応しています。国際郵便の中でも最優先に扱われることから、2〜4日程度で各国のお客様のもとに荷物を届けられます。

▼アメリカにする例

他の配送方法よりもスピーディに荷物を送ってくれるため、できる限り早く荷物を届けたい方におすすめです。

また、EMSには「クールEMS」と呼ばれるサービスがあり、保冷が必要な荷物を低温（冷蔵0〜10℃・冷凍-15℃以下）のまま海外に配送できます。鮮度が命の食品を配送したい場合でも、安心して任せられるでしょう。

2.国際小包

国際小包には以下の3種類があります。

1. 航空便
2. SAL便（エコノミー高級）
3. 船便

国際小包を利用する際は、3種類の中から自分に合う方法を選択して依頼します。

航空便

航空便は飛行機を活用して荷物を運ぶ方法です。荷物の配送に飛行機を使うことから、他の方法よりも料金が高めに設定されています。

国際小包の中では配送にかかる時間が短く、3〜6日程度で荷物を届けてもらえます。国際小包の利用を検討しており、早く荷物を届けたい方に適しているでしょう。

SAL便（エコノミー高級）

SAL便（エコノミー高級）は航空便と同様に飛行機を活用する配送方法です。航空便と違って、飛行機の空きスペースを利用することから、料金が安く設定されています。

また、配送にかかる期間は6〜13日程度となっているため、船便よりも早く荷物を届けることが可能です。

なお、2023年2月時点ではSAL便の取り扱いは停止中となっています。現状を知りたい方は、日本郵便の公式HPをご覧ください。

船便

船便は船を利用して配送する方法です。配送に1〜3ヶ月かかりますが、国際小包の中では最も料金が安いのが特徴です。

そのため、できる限り配送料を節約したい方に適しています。

3.それぞれの料金

EMSと国際小包の料金は異なるので、以下の地域を例に比較していきましょう。

1. 中国・韓国・台湾
2. オセアニア・北米（米国を除く）・中近東・ヨーロッパ
3. 米国（グアム等海外領土を含む）

それぞれ参考にしてみてください。

1.中国・韓国・台湾

アジア地域の中でも中国・韓国・台湾に配送する場合の料金は以下のとおりです。

	EMS	航空便	SAL便	船便
500gまで	1,450円	–	–	–
1.0kgまで	2,200円	2,050円	1,900円	1,800円
2.0kgまで	3,400円	2,750円	2,500円	2,200円
3.0kgまで	4,400円	3,450円	3,100円	2,600円
4.0kgまで	5,400円	4,150円	3,700円	3,000円
5.0kgまで	6,400円	4,850円	4,300円	3,400円
6.0kgまで	7,400円	5,550円	4,800円	3,800円
7.0kgまで	8,200円	6,250円	5,300円	4,200円
8.0kgまで	9,000円	6,950円	5,800円	4,600円
9.0kgまで	9,800円	7,650円	6,300円	5,000円
10.0kgまで	10,600円	8,350円	6,800円	5,400円
12.0kgまで	12,200円	9,350円	7,800円	6,200円
14.0kgまで	13,800円	10,350円	8,800円	7,000円
16.0kgまで	15,400円	11,350円	9,800円	7,800円
18.0kgまで	17,000円	12,350円	10,800円	8,600円
20.0kgまで	18,600円	13,350円	11,800円	9,400円
22.0kgまで	20,200円	14,350円	12,800円	10,200円
24.0kgまで	21,800円	15,350円	13,800円	11,000円
26.0kgまで	23,400円	16,350円	14,800円	11,800円
28.0kgまで	25,000円	17,350円	15,800円	12,600円
30.0kgまで	26,600円	18,350円	16,800円	13,400円

2.オセアニア・北米（米国を除く）・中近東・ヨーロッパ

オセアニア・北米（米国を除く）・中近東・ヨーロッパに配送する場合の料金は以下のとおりです。

	EMS	航空便	SAL便	船便
500gまで	3,150円	–	–	–
1.0kgまで	4,400円	3,850円	2,800円	2,500円
2.0kgまで	6,700円	6,000円	4,000円	3,100円
3.0kgまで	8,800円	8,150円	5,200円	3,700円
4.0kgまで	10,900円	10,300円	6,400円	4,300円
5.0kgまで	13,000円	12,450円	7,600円	4,900円
6.0kgまで	15,100円	14,600円	8,600円	5,500円
7.0kgまで	17,200円	16,750円	9,600円	6,100円
8.0kgまで	19,300円	18,900円	10,600円	6,700円
9.0kgまで	21,400円	21,050円	11,600円	7,300円
10.0kgまで	23,500円	23,200円	12,600円	7,900円
12.0kgまで	27,700円	26,400円	14,600円	8,700円
14.0kgまで	31,900円	29,600円	16,600円	9,500円
16.0kgまで	36,100円	32,800円	18,600円	10,300円
18.0kgまで	40,300円	36,000円	20,600円	11,100円
20.0kgまで	44,500円	39,200円	22,600円	11,900円
22.0kgまで	48,700円	42,400円	24,600円	12,700円
24.0kgまで	52,900円	45,600円	26,600円	13,500円
26.0kgまで	57,100円	48,800円	28,600円	14,300円
28.0kgまで	61,300円	52,000円	30,600円	15,100円
30.0kgまで	65,500円	55,200円	32,600円	15,900円

3.米国（グアム等海外領土を含む）

米国に荷物を配送する場合の料金は以下のとおりです。

	EMS	航空便	SAL便	船便
500gまで	3,900円	–	–	–
1.0kgまで	5,300円	4,200円	2,900円	2,600円
2.0kgまで	7,900円	6,700円	4,100円	3,300円
3.0kgまで	10,300円	9,200円	5,300円	4,000円
4.0kgまで	12,700円	11,700円	6,500円	4,700円
5.0kgまで	15,100円	14,200円	7,700円	5,400円
6.0kgまで	17,500円	16,700円	8,700円	6,100円
7.0kgまで	19,900円	19,200円	9,700円	6,800円
8.0kgまで	22,300円	21,700円	10,700円	7,500円
9.0kgまで	24,700円	24,200円	11,700円	8,200円
10.0kgまで	27,100円	26,700円	12,700円	8,900円
12.0kgまで	31,900円	30,700円	14,700円	10,100円
14.0kgまで	36,700円	34,700円	16,700円	11,300円
16.0kgまで	41,500円	38,700円	18,700円	12,500円
18.0kgまで	46,300円	42,700円	20,700円	13,700円
20.0kgまで	51,100円	46,700円	22,700円	14,900円
22.0kgまで	55,900円	50,700円	24,700円	16,100円
24.0kgまで	60,700円	54,700円	26,700円	17,300円
26.0kgまで	65,500円	58,700円	28,700円	18,500円
28.0kgまで	70,300円	62,700円	30,700円	19,700円
30.0kgまで	75,100円	66,700円	32,700円	20,900円

EMSと国際小包がおすすめなケース

EMSと国際小包の違いをもとに、おすすめのケースを紹介します。

1. EMS：最速で荷物を送りたい
2. 航空便：EMSで未対応の国に速く送りたい
3. SAL便：1〜2週間で届けばOK
4. 船便：時間をかけてでも料金を安くしたい

配送方法を選ぶ際に活用してみてください。

1.EMS：最速で荷物を送りたい

EMSの配送期間は2〜4日程度となっており、国際小包よりも早く荷物を届けられます。そのため、海外に最速で荷物を送りたい方に適しています。

また、EMSは配送方法の追跡ができるため、自分の荷物の状況を常に確認可能です。スピーディで安全に荷物を届けられるでしょう。

2.航空便：EMSで未対応の国に速く送りたい

航空便の配送期間は3〜6日であり、国際小包の中で最も早く荷物を届けられます。そのため、EMS未対応の国・地域に素早く荷物を送りたい方に適しています。

3.SAL便：1〜2週間で届けばOK

SAL便の配送期間の目安は6〜13日程度です。急ぎではないが、2週間以内に荷物が届けば良いと考えている方におすすめです。

また、航空便よりも料金が安く設定されているため、配送料の節約ができます。

4.船便：時間をかけてでも料金を安くしたい

船便は荷物を届けるのに1〜3ヶ月かかりますが、最も料金が安い配送方法です。

そのため、時間をかけてでも良いので、配送料を安くしたい方におすすめです。

EMSと国際小包を利用する際の注意点

EMSと国際小包を利用する際は、以下の注意点を意識しましょう。

1. 送れないものがある
2. 内容物を詳細に記載する

それぞれ参考にしてみてください。

1.送れないものがある

海外に荷物を送る場合、国や地域によって送れないものがあります。配送が禁止されているものを送ろうとすると、返送されたり、税関で没収されたりするので注意が必要です。

例えば、全世界共通で以下の品目が国際郵便で送れません。

• スプレー缶
• 香水
• 花火・クラッカー
• 日焼け止め
• マニキュア
• ヘアトニック（アルコール濃度24％を超えるもの）
• アルコール飲料（アルコール濃度24％を超えるもの）
• 電子タバコ
• モバイルバッテリー

国や地域ごとに送れないものもあるので、事前に配送できるか確認しましょう。

2.内容物を詳細に記載する

海外に荷物を配送する場合、税関に申告する必要があるため、内容物を細かく記載しなければなりません。正確な記載がないと、税関検査に時間がかかったり、返送されたりする可能性があります。

特に以下の項目は、詳しく書くようにしましょう。

• 品名
• 個数
• 重量
• 価格

内容物と伝票に記載されている内容に、ずれが生じないようにすることが大切です。

EMSと国際小包の違いを理解して最適な配送方法を選ぼう

EMSと国際小包の違いを紹介しましたが、それぞれに特徴があります。

人によって荷物を送る用途が異なるため、EMSと国際小包の違いを把握して、自分に合う配送方法を選ぶことが重要です。

各配送方法ごとのおすすめケースは以下のとおりです。

• EMS：最速で荷物を送りたい
• 航空便：EMSで未対応の国に速く送りたい
• SAL便：1〜2週間で届けばOK
• 船便：時間をかけてでも料金を安くしたい

本記事を参考に、適切な方法で海外に荷物を送りましょう。

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