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eBayでの転売は違法じゃない!安全にせどりを行う5つの対策と注意点を紹介

「やっぱり転売って違法なの?」
「海外輸出は何をしたら違法になる?」
「違法にならないために気をつけることは?」

せどりや海外輸出など転売について良くないイメージを持っている人もいるのではないでしょうか?最近では「転売ヤー」などという言葉もあり、レアなチケットを高額で販売するなどの問題も目立っています。

結論からいうと転売は原則、違法ではありません。

しかし、一線を超えると違法になってしまうことがあるので見極めが必要です。そこでこの記事では、eBay輸出で200名以上のコンサル実績があるモトキが「転売はどこから違法か」という内容を深掘りし、詳しく解説します。

  • eBayの転売に関する規約
  • 違法と言われてしまう理由
  • 違法になるケース
  • 違法にならないために気をつけたいポイント
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目次

eBayでの転売は原則違法じゃない

eBayでの転売は原則違法ではありません。しかし、仕入れ方によっては違法と捉えられることもあるので、どのようなルールがあるかここで詳しく紹介します。

  1. eBayでの商品取り扱いの規約
  2. 違法と言われてしまう理由

1つずつ見ていきましょう。

1.eBayでの商品取り扱いの規約

eBayの販売規約をみると、以下の内容が記載されています。

eBay では、卸売業者から直接注文を発送する直送が許可されています。ただし、eBay に商品を出品してから、その商品を別の小売業者またはマーケットプレイスから購入して、お客様に直接発送することは、eBay では許可されていません。

eBay|販売規約

つまり、無在庫販売をする場合、メーカーや卸売業者から取り寄せバイヤーに販売するのは認めるという立場です。

無在庫状態で行うAmazonなどマーケットプレイスからの仕入れは「正しい取引ができるなら…」という前提で黙認されている部分であることを押さえておきましょう。

ペナルティを受けないよう、注文を販売者都合で頻繁にキャンセルしたり、発送ミスに気をつけたりすることが大切です。

2.違法と言われてしまう理由

転売やせどりが違法だというイメージが強くなっている理由は、一部のマナーが悪い人のトラブルが取り上げられているからと考えられます。

  • 品薄商品の買い占め
  • チケットなどの高額転売
  • 高額転売目的で限定商品を購入

記憶に新しい例をあげると、マスクやトイレットペーパーの買い占めがあったり、チケットに関しては2019年に「チケット不正転売禁止法」が施行されたりと転売について大きく注目されました。

ここ数年で「転売ヤー」というワードとともに、転売の違法行為が世間に広く認知されているのが悪い印象を持たれてしまう原因といえるでしょう。

【要注意】eBayでの転売が違法になる5つのケース

eBayでの転売は違法ではありませんが、高額転売など「悪質なお金儲け」の場合ペナルティを受けます。ここでは、明らかに違法行為といわれるものから、知らずのうちに違法になる可能性があるケースを含め以下の5つの項目を紹介します。

  1. 許可を申請していない
  2. チケットを定価以上の価格で売る
  3. コピーや偽物を出品
  4. 販売権のないものを取り扱う
  5. 輸入禁止のものを販売する

順番に見ていきましょう。

1.許可を申請していない

転売自体を禁止・制限する法律はありませんが、必要な許可や資格を取らずに転売を行うと違法になります。とくに、eBay輸出や転売ビジネスで多く見受けられるのが「古物商許可」を取得せず中古品を取り扱っているケースです。

「古物商」は、商品を仕入れたあと販売やレンタルにより収益を得ることを指します。eBayなどの店舗のないインターネット上での輸出ビジネスも、中古品を扱うと対象になるので忘れずに「古物商許可」を取りましょう。

申請しなかった場合「3年以下の懲役または100万円以下の罰金」という、重い罰則が科せられます。転売は副業としても手軽に始められますが、許可を取り忘れないよう注意が必要です。

2.チケットを定価以上の価格で売る

コンサートやスポーツ観戦など、とくに倍率が高く人気があるイベントのチケットを悪質な転売ヤーが買い占め、高額転売し社会問題となりました。その結果、2019年6月14日に「チケット不正転売禁止法」が定められています。

違法になる線引きとして「チケットに転売禁止と明記されているか」がポイントです。例えば、新幹線の乗車券や商品券などは記載がないため違反となりません。「行けなくなったチケットを友人に定価で譲った」という場合も、不正転売に当たらないので安心してください。

しかし、最近では本人以外のチケットの使用を禁止し、入場時に身分証を確認されることもあります。どうしても譲りたい場合は、主催者やチケット販売会社が公式で行う「チケットトレードサービス」で出品すると良いでしょう。

3.コピーや偽物を出品

ブランド品の偽物、デジタルコンテンツのコピーを販売するのは明らかに違法行為ですファッションや音楽映像関連などジャンル問わず、商標権や著作権といった知的財産権の侵害にあたります。

偽物であると知りながら販売すると「10年以下の懲役もしくは1000万円以下の罰金、またはその両方(商標法78条)」が科せられます。

また、落札されなくても出品するだけで商標権の間接侵害となり「5年以下の懲役もしくは500万円以下の罰金、または両方(商標法78条の2)」という罰則を受けます。

ブランド中古品は仕入れる際に、自分でしっかりと本物か見極めることが重要です。

4.販売権のないものを取り扱う

販売に際して、法律上の許可や届出が必要になる商品を取り扱うと違法とみなされます

  • 医薬品・動物用医薬品
  • 医療機器
  • たばこ

医薬品や医療機器は、医薬品医療機器等法(薬機法)に基づき出品禁止とされていることがほとんどです。また酒やタバコもそれぞれ「酒税法違反」「たばこ事業法違反」に該当します。いずれも、販売するための許可を得る必要があるので注意しましょう。

5.輸入禁止のものを販売する

税関の公式ホームページにも記載されていますが、法律で輸出入禁止の規制品目がいくつかあります海外輸出ビジネスをはじめる人は把握しておくべき内容です。

具体的には以下のような品目が禁止または規制されています。

  • 麻薬、覚醒剤などの違法薬物
  • けん銃などの銃火器
  • 爆発物や火薬類
  • 貨幣紙幣や偽造カード
  • 著作権や特許権などを侵害するもの
  • 児童ポルノ

参考:税関公式ホームページ|輸出入禁止・規制品目

輸入に関わらず、取り扱ってはいけないと一目瞭然の品目ばかりです。しかし、取引する相手国によって特殊な規制品目が定められている可能性もあるのでチェックしましょう。

補足として、関税では「小口輸入」と「個人輸入」を申告する必要があります。関税額を安くするため、営利目的なのに個人輸入と虚偽の申告をすると脱税として犯罪につながるので気をつけましょう。

モトキ

海外取引ならではの注意点です。

eBayでの転売が違法にならないために気をつける5つのポイント

あらかじめ知っておかないと「自分で気づかないうちに違反行為をしてしまっていた…」という事態に陥る可能性があります。安心して輸出ビジネスができるように、ここで事前にチェックしておきたいポイントをまとめているので見ていきましょう

  1. eBayのガイドラインを守る
  2. 古物商許可を取得する
  3. 確定申告をする
  4. 取引相手国の規則を確認する
  5. マナーを守る

順番に解説します。

1.eBayのガイドラインを守る

商品を出品する際は利用するサービスの出品ポリシーやガイドラインをよく読み、従うようにしてください。とくにeBayは基本的にバイヤー優位なシステムのため、セラーはガイドラインに沿った適切な対応が求められます

少しでも疑問や不安に思う部分があれば、その都度確認しましょう。また、無在庫出品が心配な場合は、行政書士などに相談してみるのがおすすめ。

違法と判断されないことはもちろんですが、バイヤーとのトラブルで不利益とならないためにもガイドラインを守ることが大切です。

2.古物商許可を取得する

中古品を転売して利益を得た場合は許可申請が必要です。許可を取らないまま転売をすると「無許可営業」とされ「3年以下の懲役または100万円以下の罰金」を請求されます。

古物商許可は、講習などはなく警察署へ提出するだけなのでかんたんに取得できます。

また取得することで古物市場への参加や節税効果などのメリットがあるので、なるべく早めの申請がおすすめです。

古物商許可については「eBay輸出で古物商許可を取得する3つのメリット!申請方法や台帳の記載項目を解説」の記事で詳しく解説しています。こちらもぜひご覧ください!

3.確定申告をする

海外輸出で利益が発生した場合は確定申告を行いましょう。確定申告が必要になる条件はそれぞれですが、副業は年間所得が20万円、専業は48万円を超えることが基準です。

確定申告をせず納税しなければ「脱税」になり、刑法による処罰対象です。

税務署が税務調査を行えば、脱税はすぐにわかるので社会的信用を無くさないためにきちんと申請しましょう。

また、期限までに確定申告と納税ができなかったときは「無申告加算税」が発生するので注意が必要です。期限日から納付するまでの日数に応じ、延滞税は時間が経過するほど高額になるため、すぐに納税しましょう。

4.取引相手国の規則を確認する

販売商品を決めるとき、商品配送をする前にはバイヤーの国の輸出入規則を事前に確認しましょう。

eBayの公式サイトでは、出品したい商品が特定の国の法律違反にならないか確認できるサイトとして「USPS (米国郵政公社)」を活用するようにとの記載があります。

さらに、ヨーロッパに出品する際「CEマーク」のついた日本製品の販売はヨーロッパ所在の認定代理人が必要というような注意事項もあるので、細かく調べておきましょう。

5.マナーを守る

転売は原則違法ではありませんが、転売ヤーなどと悪いイメージを持たれているのも事実です。一般の消費者に迷惑をかけるなどのマナーの悪さが目立ってしまうと、さらに輸出ビジネスの幅が狭まってしまうことになりかねません

無在庫出品は厳密には公では認められていないので、セラー都合でのキャンセルをしないなどバイヤーへの気遣いや丁寧な対応を心がけましょう。

モトキ

マナーを守り気持ちの良い取引を心がけることが大切です。

なお、ブログではお話ししていない情報については「eBayオールインワンパッケージ」にて、詳しく解説しています。購読は無料なので、ぜひ登録してみてくださいね!

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