「そもそも海外に荷物を送る方法って何がある?」
「できる限り安い料金で海外に荷物を送りたい」
「海外に荷物を送る際に料金を安くするポイントが知りたい」
などの悩みにお答えします。
輸出ビジネスを行う際に気になるポイントが配送方法です。国際配送の種類は数多くあり、国内配送よりも距離が長くなることから料金が高くなる可能性があります。
海外に荷物を送るなら、できる限り安い料金で配送を依頼したいですよね。
この記事では、毎月1000点以上の商品を海外に発送するモトキが以下の内容を紹介します。
- 海外に荷物を送る方法
- 安い料金で海外に荷物を送るポイント
- 安い料金で海外に荷物を送る際の4つの注意点
モトキ自分に合う配送方法を選択しましょう。
- 小形包装物の書留扱いは2025年12月31日で終了しました。追跡が必要な場合は国際エアパケットを利用します
- 「国際eパケットライト」は2026年6月1日に「国際エアパケット」へ名称変更され、取扱国・地域が全世界へ拡大しました
- 米国宛ての郵便物は、関税の事前支払い(DDP)が必要になりました。手続きが複雑なため、別記事にまとめています
海外に荷物を送る方法5選


自分に合う配送方法を選択するため、海外に荷物を送る方法を把握しましょう。
- 手紙(書状)
- 小形包装物
- 国際エアパケット
- EMS(国際スピード郵便)
- 国際小包
順番に解説していきます。
1.手紙(書状)
手紙(書状)は、郵便局のサービスで最も安く海外に送れる方法になります。ただ送れる品目は限定されていて、手紙・書類、雑誌、CD、ICカードなどになります。定形であれば50gまで、定形外は2kgまで対応しています。


規定内のサイズや重さなら最も安く送れる方法ではありますが、本来は商品(個人的なものを送るのが目的の配送方法)を送れない決まりになっていますので、郵便局に差し出すときには注意してください。
大きさや重さは以下のとおりです。
| 定型 | 定形外 | |
| 大きさ | 長辺 14~23.5cm 短辺 9~12cm 厚さ 1cmまで | 最長辺 60cmまで 長さ+幅+高さ=90cmまで 巻物体の場合 直径×2+長さ=104cmまで |
| 重さ | 50gまで | 2kgまで |
大きさが定形郵便物の範囲であっても、50gより重い郵便物は全て定形外郵便物となります。
海外に荷物を送れる主な荷物は以下のとおりです。
- 手紙
- 書類
- 雑誌
- CD など
書状の送料について
定形・定形外の配送方法は「航空便」「船便」を選択でき、規定のサイズを満たしていると重さのみで料金が決まります。
航空便は飛行機で輸送するため、料金は高めですが5~21日程度で届きます。船便は船で輸送を行います。2-4か月と時間はかかりますが、送料が安いです。



通常は航空便を利用しましょう!


以前は追加料金で「書留」を付けて追跡できましたが、国際郵便の書留扱いは2025年12月31日で終了しました。手紙(書状)に追跡を付けることはできません。
eBayでは追跡番号の付与を推奨しているため、商品の発送には後述の国際エアパケットを使ってください。
2.小形包装物
小形包装物は書状ほど安くはありませんが、2kgまでの荷物を安く送ることができます。危険物以外に品目の制限はありませんのでフィギュア、雑貨などを送るのに適しています。


小形包装物は、小形・軽量の物品を送る際に利用する方法です。最大重量は2kgまでであり、大きさは3辺の合計が90cm以下、長さの最大は60cm以下という制限があります。


配送方法は「航空便」「船便」から選択します。SAL便は引き受けを停止しています。
小形包装物は手紙やはがきと同じ通常郵便物の扱いになるため、記録が残りません。書留扱いは2025年12月31日で終了しました。
追跡が必要な場合は、次に紹介する国際エアパケットを利用してください。eBayセラーは追跡番号の付与が前提になるため、小形包装物を使う場面は限られます。
小形包装物の料金は以下のとおりです。


3.国際エアパケット
国際エアパケットは、追跡機能が付いた航空便扱いの小形包装物(2kgまで)です。お届け先の郵便受箱に配達されるため、受取人が不在でも受け取れます。
2026年6月1日に「国際eパケットライト」から名称が変更され、取扱国・地域が全世界へ拡大しました(航空便の運休などで引受を停止している国・地域を除きます)。
書留が終了した現在、2kg以下の商品に追跡を付けて送る場合は、このサービスが基本になります。
サイズ
- 最大:長さ+幅+厚さ=90cm(長さの最大は60cm)
- 最小:長さ14.8cm、幅10.5cm
- 重量:2kgまで
料金
国際特定記録料370円を含んだ料金です。主要な重量帯を抜粋します。
| 重量 | 第1地帯 中国・韓国・台湾 | 第2地帯 アジア | 第3地帯 オセアニア・カナダ 中近東・ヨーロッパ | 第4地帯 米国 | 第5地帯 中南米・アフリカ |
|---|---|---|---|---|---|
| 100gまで | 720円 | 750円 | 880円 | 1,200円 | 920円 |
| 500gまで | 1,120円 | 1,230円 | 1,600円 | 2,040円 | 1,960円 |
| 1,000gまで | 1,620円 | 1,830円 | 2,500円 | 3,090円 | 3,260円 |
| 1,500gまで | 2,120円 | 2,430円 | 3,400円 | 4,140円 | 4,560円 |
| 2,000gまで | 2,620円 | 3,030円 | 4,300円 | 5,190円 | 5,860円 |
利用する際の条件
- 手書きラベルでは差し出せません。国際郵便マイページサービスで専用ラベル一式を印刷する必要があります
- ラベルは専用パウチに封入します。パウチは郵便局で受け取れます
- 一度使用したラベルは再利用できません
- 貴重品(現金、宝石等)は送れません



米国宛ては別途Zonosでの手続きが必要です。後述の記事を確認してください。
4. EMS
EMSは世界120以上の国・地域に対応している国際配送方法です。最大30kgまでの重量に対応しており、最大で長さ+胴回り3mまでの荷物を送れます。
国際配送の中で最優先に取り扱われるため、2〜4日程度とスピーディに海外に荷物を届けることが可能です。EMSは速さを重視しているので他の配送方法よりも料金が高く、FedExやDHLなどの割引契約の方が安かったりします。
保険も適用されますので、高価で軽くて大きいものだと送料メリットは出るかもしれません。




EMSを利用して荷物を送る際の料金は以下のとおりです。





EMSは基本的に高いのでアメリカ宛には使いません!
2kgまでのアジアは安いのでオススメです!
5.国際小包
国際小包は、一般的な物品を送る際の配送方法です。EMSよりも配送に時間がかかりますが、安い料金が設定されています。重量やサイズの制限はEMSと同様です。
ただ国際小包の航空便はEMSより高いので、あまりメリットはありません。安く送れるのは国際小包の船便になります。船便ですと到着まで1−3ヶ月かかるので、重いものを時間がかかってもいいので、安く送りたいという方はおすすめです。
国によって制限が異なりますが、最大30kgまでの荷物を海外に送ることが可能です。また利用する個数に応じて10〜20%の料金割引が適用されます。


国際小包郵便の料金は以下のとおりです。


米国宛ての発送について
米国宛ての郵便物は、2026年から手続きが大きく変わりました。内容品の価格によっては、荷物を差し出す前に関税を事前支払いする必要があります。
対象となる場合は、Zonos社のサービスを使って関税を支払い、専用のDDPラベルを作成します。差し出せる郵便局も指定された局に限られます。
手順が複雑で更新も多い部分のため、別記事にまとめました。米国宛てに発送する場合は、こちらを確認してから作業してください。
【リンク|米国宛ての発送とZonosの記事(改修中)】
安い料金で海外に荷物を送る4つのポイント


安い料金で海外に荷物を送る際は、以下のポイントを意識しましょう。
- できる限り荷物をまとめて配送する
- 切手を利用する
- 料金後納を利用する
- 荷物の分割を検討する
それぞれ参考にしてみてください。
1.できる限り荷物をまとめて配送する
海外に荷物を送る際は、荷物の個数に応じて割引が適用されます。
例えば郵便局でEMSや国際小包を利用する場合の割引は、以下のとおりです。
EMS
同時差出割引(差出の都度)
| 個数 | 10個〜 | 50個〜 | 100個〜 |
| 割引率 | 10% | 13% | 15% |
その他にも、月間割引(月間50個以上)や年間実績割引(年間6000個以上)もありますので、発送数が多い方は郵便局に問い合わせてみてください。
国際小包
同時差出割引(差出の都度)
| 個数 | 10〜49個 | 50個以上 |
| 割引率 | 10% | 20% |
国際小包にはEMSのような月間、年間の実績による割引はありません。
国際エアパケットや小形包装物の割引条件は、書留の終了にともなって変わっています。発送数が多い方は郵便局に直接確認してください。
2.切手を利用する
国際郵便に切手を利用すると、現金で料金を支払うよりも配送料を抑えられる可能性があります。例えば以下の方法で切手を購入可能です。
- 金券ショップで購入する
- インターネットオークション など
料金別納という方法になりますので、郵便局に問い合わせると教えてくれます。



切手は額面よりも10%安く買えるイメージです!
つまり送料が10%も得になります!
3.後納郵便を利用する
料金後納の契約を郵便局としておくと、月間通数が規定以上を超えると割引になります。また後納だと月間の料金を翌月にまとめて支払いできるようになるので都度支払いがなく便利です。
米国宛てにZonosを利用する場合、ゆうびんビズカード番号(後納の契約番号)が必要になります。米国宛ての発送を続けるのであれば、契約しておいてください。
4.荷物の分割を検討する
大きい荷物を1つで送るよりも、分割して送るほうが安くなる場合があります。ただしどちらが安いかは配送方法の料金体系によって変わります。
国際エアパケットで米国に1kgの荷物を送る場合で比較します。
| 1個で送る(1,000gまで) | 3,090円 |
| 2個に分割(500gまで×2) | 4,080円 |
国際エアパケットは重量に比例して料金が上がる設定のため、分割すると1件ごとに国際特定記録料370円がかかる分だけ高くなります。
一方、EMSと国際エアパケットのようにサービスをまたいで比較すると、分割したほうが安くなる場合があります。発送前に日本郵便の料金計算ページで両方を確認してください。



無理に分割すると破損する可能性があります。
安い料金で海外に荷物を送る際の4つの注意点


トラブルを回避するため、安い料金で海外に荷物を送る注意点を把握しましょう。
- 料金を重視すると配送に時間がかかる
- エリアによって使えない配送方法がある
- 海外に配送できない荷物がある
- 頑丈に梱包する
それぞれ参考にしてみてください。
1.料金を重視すると配送に時間がかかる
海外に荷物を送る場合、料金の安さを重視すると配送に時間がかかる可能性があります。
特に船便を活用すると、配送に1〜3ヶ月の期間がかかります。料金を抑えながら速く配送したいなら、国際エアパケットの利用を検討しましょう。



自分の目的を満たす配送方法を選んでみてください。
2.エリアによって使えない配送方法がある
配送方法によって配送できないエリアがあることに注意が必要です。海外に荷物を送る前に、自分が送りたいエリアが対応しているか確認しましょう。
日本郵便の国・地域別の差出可否のページで確認できます。航空便の運休などで引受を停止している国・地域があります。
3.海外に配送できない荷物がある
海外に荷物を配送する場合、送れないものがあります。荷物に配送できないものが含まれていると、税関で没収されたり、返却されたりするでしょう。



トラブルになる原因なので注意しましょう。
全世界共通で国際郵便で送れないものは、以下のとおりです。
- スプレー缶
- 香水
- 花火・クラッカー
- 日焼け止め
- マニキュア
- ヘアトニック(アルコール濃度24%以上)
- アルコール飲料(アルコール濃度24%以上)
- 電子タバコ
- モバイルバッテリー
上記以外にも国・地域によって配送が禁止・制限されているものがあるので注意しましょう。詳細は日本郵便の国際郵便として送れないもののページで確認できます。
4.頑丈に梱包する
海外に荷物を送る場合、国内に配送するよりも頑丈に梱包しましょう。海外は日本よりも荷物を丁寧に扱ってくれないケースがあります。
頑丈に梱包しておけば、多少雑に扱われても破損しづらくなります。
梱包時は以下を意識してみてください。
- 厚めのダンボールを利用する
- ダンボール内の隙間を埋めて動かないようにする
- 液体の口をしっかり閉めて固定する
- 「ワレモノ」の注意書きをする
荷物の破損を防止して、お客様の満足度を下げないようにしましょう。



梱包しすぎて重量オーバーしないように注意が必要です。
安い料金で海外に荷物を送る方法を意識して発送しよう


安い料金で海外に荷物を送る方法は、ケース別に異なります。2kgまでの荷物に追跡を付ける場合は国際エアパケットが基本になります。それ以上の重量や、速さを求める場合はEMSやFedEx、DHLの割引契約を比較してください。





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※本記事の内容は2026年8月時点のものです。国際郵便の料金・サービス内容は変更される場合があります。発送前に日本郵便の公式サイトで最新情報をご確認ください。






