「出品するまでに必要な設定を知りたい」
「ビジネスポリシーを設定したいけどやり方がわからない」
「送料の設定が難しい」
などのお悩みにお応えします。
eBayのアカウントを作ってから出品までの間にやらないといけないのが、ビジネスポリシー(販売のルール)の設定です。
一度作成してしまえば、出品の商品に合わせてあらかじめ設定したビジネスポリシーを選ぶだけになるのでスムーズ。しかし、始めて設定する方は「ビジネスポリシーって難しいのでは?」と悩む方もいるでしょう。
そこでこの記事では、eBay輸出で月1,000万円以上を売り上げるモトキが、以下の内容を解説します。
- ビジジネスポリシーを使えるようにする方法
- Payment(支払)の設定方法
- Return(返品)の設定方法
- Shipping (送料)の設定方法
- ビジネスポリシーの設置で押さえておきたいこと
- エラーが出たときの対処法
eBayビジネスポリシーについてわからないことがある方は、ぜひチェックしてみてください。
なお、より詳しくeBayビジネスを学びたい方には「eBayオールインワンパッケージ」を無料でプレゼントします。
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eBayのビジネスポリシーとは
ビジネスポリシー(Business policies)とは、支払、返品、送料のポリシー(ルール)設定のことを総称しています。
このビジネスポリシーを複数パターン作成しておけば、出品時には設定したビジネスポリシーを選択するだけかんたんに出品できます。しかし送料は、商品の重量によって変わってくるもの。
そのため、商品の重量に合わせたシッピング(送料)ポリシーを事前に作成しておけば、出品時に商品に合わせてポリシーを選ぶだけで出品できて便利です。
出品するたび設定しなくてもいいので、手間が省けますよ。
なお、eBayビジネスポリシーの設定方法については「【eBay輸出せどり】初心者が最初にやるべき初期設定11選」でも解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
eBayビジネスポリシーを使えるようにする方法
まずeBayのビジネスポリシーを設定できるようにするにはこちらのリンクからオプトインを有効にしてください。
リンクを開くと【Business Policies】のページに遷移するので、ページ中段にあるOpt inをクリックしてビジネスポリシーの使用を開始します。
セラーハブ(Seller Hub)をまだ有効にしてない方は先にSeller Hubのリンクから有効にしましょう。
ビジネスポリシーの設定はこちらのリンクから遷移することができます。
eBayビジネスポリシーPayment(支払)の設定方法
まずは、Payment(支払)ペイメントポリシーの設定方法から解説します。Create PolicyからPaymentをクリックしましょう。
1.即決形式の場合
即決形式の場合は、以下の流れで設定します。
- Policy nameを英語で入力する
- Payment managed by eBayにチェックを入れる
- 完了したら一番下のSaveをクリックして保存
Policy nameは、CSVファイルで一括出品をする際に英語入力しておかないとエラーが出るので注意してください。
2.オークション形式の場合
オークション形式の場合は、以下の流れで設定します。
- Policy nameを英語で入力する
- Payment managed by eBayにチェックを入れない
- 完了したら一番下のSaveをクリックして保存
オークション形式の支払(Payment)ポリシーでは【Payment managed by eBay】にチェックを入れません。
eBayビジネスポリシーReturn(返品)の設定方法
eBayビジネスポリシーで返品するときの設定方法を3つの項目に分けて解説します。
- 基本の設定
- 返品受付期間の設定
- 返品送料負担の設定
返品設定についてわからない方は、ぜひチェックしてみてください。
1.基本の設定
Return (返品)リターンポリシーの基本的な設定方法を見てみましょう。「商品到着後どれくらいまで返品を受けるのか」「返品送料はどっちが負担するのか」を設定していきます。
【Create policy】から【Return】をクリックしてポリシーを作成していきます。
ブラウザなどで表示される内容が異なる場合がありますが、ポイントはリターンを受付する期間を30日以上にすることと、Free Returnを設定することです。
- 【Policy name】からポリシーの名前をつける(英語入力推奨)
2. 返品受付の期間と返品送料負担の設定
次に返品受付の期間の設定をしていきます。【Domestic returns】(アメリカ国内のリターンを受付)と【International returns 】(それ以外の国のリターンを受付)をONにしてください。
次に返品受付期間ですが【After receivng the item, your buyer should contact you within】のプルダウンから返品の期間を選択します。14, 30, 60Daysから選択ができますが、基本的には30もしくは60Daysで設定しましょう。
続いて返品送料はバイヤーとセラーどちらが負担するのかを選択していきます。【Return shipping will be paid by】の項目はSeller (Free Returns)を選択するようにしてください。
eBayの推奨は30日以上のリターン受付になります。
送料負担をSeller (セラー)にする理由は、Sellerに設定をしておくとフリーリターン(Free Return)というセラー保護のプログラム対象となるためです。
フリーリターン(Free Return)とは送料を負担する代わりに返品された商品が破損していたりした場合、バイヤーには商品代金の半額の返金で済ませられるプログラムのこと。詳しくは「【ebay輸出】free returnのメリットから返金方法まで徹底解説!〜フリーリターンを設定すべき理由〜」でも解説をしていますので、ぜひチェックしてみてください。
eBayビジネスポリシーeBay Shipping (送料)の設定方法
最後にShipping (送料)シッピングポリシーの設定方法について、以下5つの内容に分けて解説していきます。
- 【Create policy】から【Shipping】をクリックする
- 【Policy name】からポリシーの名前をつける(英語入力推奨)
- 【Domestic shipping】アメリカの送料設定をする
- 【International shipping】アメリカ以外の送料設定をする
- 【Preferences】ハンドリングタイム、発送除外国の設定をする
詳しくは「【2025年最新版】超簡単!eBay 送料設定の方法を徹底解説!」動画でも詳細に解説していますので、参考にしながら設定をしてみてください。
送料設定は難しく感じるかもしれませんが、基本ルールを理解すれば自分なりに調整できるようになります。
1.【Create policy】から【Shipping】をクリックする
まずは、以下の画面のように選択します。
2.【Policy name】からポリシーの名前をつける(英語入力推奨)
ポリシーの名前を付けましょう。次に【SHIPPINGの】【Shipping metond】を【Standard Shipping】にします。
【Policy name】は「発送方法 + 重量」の組み合わせで名前をつけておくと出品の時にわかりやすいです。
3.【Domestic shipping】アメリカの送料設定をする
【Domestic shipping】はアメリカ向けの送料設定になります。【Cost type】は【Flat: same cost to all buyers】を選択します。次に矢印の【+Add added services】をクリックして配送方法を選択して送料を入力します。詳細は上記の動画をご確認ください。
4.【International shipping】アメリカ以外の送料設定をする
【International shippingはアメリカ以外の送料設定になります。右上のチェックをONにします。次に【Cost type】は【Flat: same cost to all buyers】を選択します。
次に矢印の【+Add added services】をクリックして配送方法を選択して送料を入力します。詳細は上記の動画をご確認ください。
【Additional locations】は【Ships worldwide】を選択します。
5.【Preferences】ハンドリングタイム、発送除外国の設定をする
Local pickupのチェックはOFFにしておきます。
【Precerenses】の【Handling time】では注文から出荷までの営業日を設定します。在庫を持っているのであれば1-3営業日、在庫を持たない無在庫の場合は5-10営業日を選択します。
【Excluded locations(optional)】では発送したくない国・地域設定します。チェックを入れた国からは購入されなくなりなります。詳細は上記の動画で確認ください。
ハンドリングタイムは早いほうが、売れる確率はアップします。
6 .送料設定のコピー
以上が送料設定の概要ですが、実際には重量毎に追加する送料が変わってきます。例えば0.00-0.20kgを作成したら、ポリシーをコピーして次の量目を設定していきます。
例えば0.00-2.00kgを作成したら、ポリシーをコピーして次の量目を設定していく流れです。
5.送料設定の確認方法
設定した内容がきちんと反映されているかを簡単にチェックする方法があります。設定したポリシーを使用した商品ページの【Shipping】欄チェックします。詳細確認は【See detalis】をクリックします。
【Delivery to】から確認したい国を選択して【Update】をクリックします。
これまでに設定した、送料【Shipping】、発送除外国【Excludes】、ハンドリングタイム【Handling time】が反映されているかをチェックします。
eBayのビジネスポリシーを設定する上で押さえておきたいこと
eBayのビジネスポリシーを設定する上で、押さえておきたいポイントを2つ紹介します。
- 送料は原則無料にする
- さまざまな発送方法があることを知る
この2点は、eBayの売上をアップさせるために大切です。ぜひチェックしてみてください。
1.送料は原則無料にする
eBay取引において、送料は商品価格に転嫁して送料無料(Free Shipping)にするのがセオリーです。
eBay.comで販売するのはアメリカがメインの販売先になりますので、アメリカは送料無料(Free Shipping)で設定をしていく流れになります。
アメリカ以外の国はどうするかというと、アメリカよりも送料が高いか安いかで設定していきます。アメリカよりも送料が安い国は送料無料(Free Shipping)、アメリカよりも送料が高い国はアメリカとの差額分を追加送料として設定していきましょう。
2.さまざまな発送方法があることを知る
日本から海外へ発送する方法は色々とあります。まずはどんな方法があり、どれくらいの送料なのかを理解しておくのはとても大切です。
送料は商品価格に転嫁するのが基本なので、安い発送方法を知っているのは商品価格を下げることにつながってきます。
送料を制するものはeBayを制すると言っても過言ではありません!
- FedEx (契約必要、契約後送料安、アメリカまで1-4日で到着)
- DHL (契約必要、契約後送料安、アメリカまで1-4日で到着)
- UPS(契約必要、一部重量帯送料安、アメリカまで1-4日で到着)
- 日本郵便(国際郵便) (契約不要、軽量で安価なものは送料安、アメリカまで5-23日で到着)
- ヤマト国際宅急便(契約不要、送料普通、アメリカまで1-4日で到着)
FedExやDHLと割引契約すれば、安い送料プランを使えます。ただ割引契約ができるのは個人事業主もしくは法人限定になります。eBayで稼ぎたいと考えているのであれば個人事業主(法人)になって割引契約するのがおすすめです。
個人事業主になれない場合や割引契約ができない場合はFedExとeBayが連携した、eBay Speed PAK、eLogiというサービスを利用してみてください。
日本郵便には色々な発送手段がありますが、小型包装物航空便を利用すれば1kg以内の軽量の商品を安く発送できます。
またその他UPSやヤマト国際宅急便などの会社もあるものの、FedEx DHL 日本郵便を軸に利用することになるので、基本的に使うことはあまりないでしょう。
eBayセラーなら個人でも割引料金でFedExやDHLを利用することができます。「【徹底解説】eBay SpeedPAK CPaSS をわかりやすく解説!初心者向けガイド」もぜひご覧ください。
3. 発送方法と各社の関係
上記で解説したeBayの発送設定と各社の発送方法の関係を整理していきます。
発送種類 | 各社発送方法 |
エコノミーシッピング ( Economy shipping ) 11-23営業日で到着 | 日本郵便 小型包装物 |
スタンダードシッピング ( Standard shipping ) 5-10営業日で到着 | 日本郵便 EMS |
エクスペダイテッドシッピング ( Expedited shipping ) 1-4営業日で到着 | FedEx、DHL、UPS |
小型包装物をスタンダードにしたりエクスペダイテッドで設定することがないようしましょう!表示されている到着期日より遅く届くと未着クレームに発展し、場合によっては返金しなければならないことがあります。
なお、ブログでは紹介しきれないより詳しい情報は「eBayオールインワンパッケージ」で公開しています。
7年以上かけて蓄積したノウハウやマインドを70本以上の動画で紹介しているので、ぜひご活用ください。