「eBayの商品が届かない!」
「商品を送ったのに届かないとクレームが来た」
「対応方法が知りたい」
eBayではレアなものを手に入れられたり、海外の製品をお得に買えたりしますが商品がなかなか届かないといったトラブルが多くあります。
早く商品が欲しいのにいくら待っても届かず、さらにトラブル対応をするなんて「めんどくさい…」と思ってしまいますよね。また、自分がセラー側でちゃんと商品を送ったのに、クレームがきてしまうこともあるでしょう。
そこでこの記事では、1年でeBay輸出せどりビジネスの組織化に成功したモトキが以下の内容を紹介します。
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eBayでの未着トラブルについて
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バイヤー・セラーごとの対処法
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ケース別の原因と対処法
ぜひ参考にしていただき、未着トラブルを乗り越えていきましょう。
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5年以上かけて蓄積したノウハウやマインドを70本以上の動画で紹介しているので、ぜひご活用ください。
eBayでは商品が届かないトラブルは付きもの
eBayは主に海外との取引のため、未着トラブルはよくあることです。TwitterでもeBayで注文した商品がなかなか届かないという声が多くありました。
遠く波濤をこえて、ebayで買ったネッターさんたちが届いた。
3ヶ月たってたし、もう届かないかと思ってた。よかった😉 pic.twitter.com/DMAgH5nk1o— たま (@tamaenjoyexcite) November 15, 2020
_(:3」∠)_ LH0084Bが届かない……。モノが見当たらないからってebayで買おうとしたのが悪いのは承知しているンだけど……。
8/6発送〜9/21配達予定って感じだけど追跡情報は「番号はコレ」って所から全く動かず。
ひとまずセラーに連絡入れたけど……対応してくれなかっららケースオープンだわさ。
— 偽なすか (@naska88va2) September 22, 2022
先月19日にアメリカからebayで買ったパーツ。なかなか届かないなと思ってトラッキング確認したら今何故かスイスを旅してた😇
— maroe (@maroe_cat) March 5, 2022
3ヵ月待ってやっと届いたり全く違う国に行ってしまったりと、いろいろなパターンのトラブルがあるようです。
基本的に、到着予定日を過ぎても商品が届かないときはバイヤーとセラー同士がメッセージでやり取りをしていきます。それでも解決しない場合の最終手段は「オープンケース」です。オープンケースとは、バイヤーがeBayに訴えを起こすことで、セラーにもメッセージ通知で警告が送られます。
「eBayバイヤープロテクション」というバイヤーをセラーから守る「買手保護保障制度」が、商品が届かない場合やセラーと連絡がつかないときに適用されるため安心です。
オープンケースについては「【未着・破損】eBayでオープンケースされたときの対応をパターン別に徹底解説!」の記事で詳しく解説しているので、ぜひこちらもご覧ください!
最終手段をとる前に、セラーとバイヤー同士で解説できる対処法を知っていきましょう。
【バイヤー向け】eBayで商品が届かないときの対処法2STEP
まずは、注文した商品が届かないときに購入者はどのようなアクションを起こすか解説していきます。「eBayバイヤープロテクション」というバイヤーをセラーから守る制度もあるので、心配せず落ち着いて対処していきましょう。以下の2STEPを試してみてください。
- 出品者に問い合わせる
- オープンケースをする
1つずつ解説します。
1.出品者に問い合わせる
商品が届いてないことを出品者に知らせましょう。
まずは「My eBay」を開き「Purchase history(落札履歴)」を選びます。そこから落札した商品一覧が表示されるので、届いていない商品の「More action」から「Contact seller(出品者に問い合わせする)」をクリックします。
すると、問い合わせ内容の選択肢がいくつか表示されるので「I didn’t receive my item(アイテムを受け取っていません)」にチェックをつけましょう。これで出品者へお知らせが届きます。
また「Other(その他)」をチェックすると自由にメッセージが送れます。
- 「Is the delivery of the goods late ? I want you to tell me the situation because the product has not arrived. Best regard.(商品の配送に遅れはありますか?届いていないので状況を教えてほしいです。よろしくお願いします。)」
このような文章を添えるのもおすすめです。
送信後の画面では「商品の追跡状況はこんな感じです」「まだ到着予定日を過ぎていないから待ってみてください」などが表示されるので、ここでも状況を確認しておきましょう。
2.オープンケースをする
出品者からの反応がないときや、返答があっても解決しない場合はオープンケースをおこないます。オープンケースを行える期間は、商品到着予定日から数えて30日間のみです。
オープンケース後の流れとしては、eBayの監視下でセラーともう一度やりとりし、解決しないと判断されたら「エスカレーション」を実行します。最終通告のメッセージは以下のような内容を送りましょう。
- 「I haven’t received the item I won yet. I made an inquiry with the tracking number you taught, but I didn’t know the location of the baggage. Please hurry and contact the delivery company, and report the situation of it to me within 24hours.Otherwise, I’d report you to eBay. Best regards,(落札した商品をまだ受け取っていません。教えていただいた追跡番号で問い合わせましたが、所在がわかりませんでした。急いで配送業者に連絡し、24時間以内に状況を報告してください。できない場合は、eBay に通報します。よろしくお願いします。)」
エスカレーションをしたらeBayの本格的な調査が入り、セラーに責任があると判断されたら強制的に返金・取引終了です。
しかし、購入者の住所記載ミスや配達時の不在で商品が返送されているのであれば、バイヤーの責任となり返金されず取引が終了します。
オープンケースをする前に自分でしっかりと配送状況を調査するよう注意が必要です。
【セラー向け】eBayで商品が届かないと言われたときの対処法3STEP
バイヤーには「eBayバイヤープロテクション」という保護制度がありますが、セラーは追跡番号などの対策を事前にしておかないと損をしてしまいます。状況をひとつひとつ確認し対応していきましょう。以下の3STEPで行います。
- 追跡番号を調べる
- 災害や事故での配送遅延がないか確認する
- 追跡番号がない場合は返金する
順番に見ていきましょう。
1.追跡番号を調べる
なぜ商品が届かないかを、配送会社のホームページにある検索ツールから追跡番号を入力し調べます。追跡番号は発送時に自分で控えたものや「My eBay」の「Sold」または、商品詳細の「Tracking number」でも確認できます。
「◯月◯日に配達完了になっているので、再度確認してみてください」など、具体的に日付や時間などを一緒に伝えるとトラブルの悪化を防げるでしょう。
また、追跡番号がわかっていたとしても日本郵便を利用した場合は、海外の配送状況を確認できないこともあります。日本郵便サイト内の「国際郵便の郵便追跡サービスに関するお知らせ」の「海外情報が検索できる国・地域」から追跡可能か合わせて調べてみてください。
2.災害や事故での配送遅延がないか確認する
取引先の地域で、天災や事故によって配送が遅延していることがあるのでチェックしてみてください。FedExや日本郵便など配送会社のホームページなどの「お知らせ」などに掲載されています。
手に入れた情報を共有することで納得や信頼を得られるので「バンクーバー港近郊の水害の影響で遅延との情報があるので、あと1週間程度待ってみてください」などの詳細な内容を意識して送ってみてください。
3.追跡番号がない場合は返金する
追跡番号がないときは発送の証明ができないため、強制的に返金になってしまいます。そのため、オープンケースできるようになる到着予定日の30日後まで落札者に待ってもらうようお願いし、それでも届かなかったら返金すると伝えましょう。
バイヤーが待てず、オープンケースされることもあるのでなるべく腰を低めにお願いしてみるのがコツです。
期間内に届かないときは全額返金対応するしかありません。悔しいですが諦めましょう。
【ケース別】eBayで商品が届かないときに考えられる5つの原因と対処法
バイヤーとセラーごとの対処法を見てもらいました。ここからは、商品が届かない理由として考えられることから対応の仕方を紹介していきます。よくあるのは以下の5つのケースです。
- 関税で止まっている
- 不在のため配達会社で保管されている
- 住所が間違っている
- 返送されている
- 配送会社でミスが起きている
順に原因と対処法を見ていきましょう。
1.関税で止まっている
海外取引では、税関の通関検査が行われます。問題がなければすぐに検査は終了しスムーズですが、相手国で輸出禁止のものなど何かしらの原因があった場合、通関検査で何日も止まってしまい届かないことがあります。
本国か相手国かどちらの税関で止まっているか追跡調査依頼をし、荷物の状況を正確に調べましょう。調査依頼書は配送会社のホームページなどからダウンロードできます。
状況が分かり次第、バイヤーへ速やかに報告しましょう。関税は基本的にバイヤーが支払うのでその旨も伝えておくと、関税を支払ってくれず返送されるなどのトラブルも回避できます。
2.不在のため配達会社で保管されている
受取人が不在で配達員が荷物を持ち帰り、配達会社に保管され届いていないケースが考えられます。日本では不在だった場合、依頼をしなくても再配達をしてくれますが、海外ではバイヤーが配達会社へ連絡し再配達依頼をする必要があります。
保管期間が過ぎ、日本へ返送されると送料が高額になってしまう可能性があるので、早めに対応するようバイヤーに伝えましょう。
3.住所が間違っている
追跡番号から検索して「配達済み」になっているのに届いてないと連絡が来ているときは、住所が間違っているかもしれません。
しかし、eBayでは住所登録間違えで商品が届かない場合、オープンケースされるとセラーが全額返金しなければいけないのです。つまり、セラーがきちんと発送し住所がバイヤーの登録ミスだとしても全てセラー負担になります。
「自分が間違ったので、送料は負担します」と言ってくれる人もいますが、期待はできません。
eBayでは「バイヤーが有利」であることを覚えておきましょう。
4.返送されている
保管期限が過ぎた場合や、保管せずすぐに発送国へ返送されてしまうこともあります。日本に返送されていることと、再送の費用についてバイヤーへ伝えましょう。
バイヤーから再送の同意を得たら、PayPalにて再送費を請求します。送料の支払いが確認できてから郵送しましょう。返送を防ぐため時間がある人は、追跡サービスをこまめに確認して保管扱いになっていないかチェックするのもおすすめです。
5.配送会社でミスが起きている
配送会社のミスで、商品が別の国に行ったり紛失したりするケースもあります。この場合も、関税で止まった際の対応としても紹介した「調査請求書」を提出しましょう。
無事に商品が見つかり、別の国にあるときは返送されてきてから再び郵送する流れです。紛失が認められたら「損害賠償兼料金等返還請求書」により、送料だけでも取り返せるので、諦めずに提出してみてください。
なお、ブログではお話ししていない情報については「eBayオールインワンパッケージ」にて、詳しく解説しています。購読は無料なので、ぜひ登録してみてくださいね!